線路端風景録

カテゴリ:鉄道撮影(関東・JR)( 44 )


短編成

数年前に蓄電池車が導入され、しばらく様子見なのか昼間に1本が往復していた烏山線。
ついに全車置き換えの発表がなされた。東京から一番近いキハ40形もまもなく見納めになるようだ。

駅の先端に立ってひっきりなしにやってくる電車を撮りまくるということを久しくしていない。
そのためか、最近は以前よりも長い編成の列車を撮る機会が減ってしまった。
烏山線は長くても3両。日中は2両編成が走る路線。
オーソドックスに引いて撮るのもいいが、せっかくの望遠レンズなのでそれを少し活かしたい。
b0329148_21293902.jpg
2017/1/6 8332D 烏山線 鴻野山~大金

面がちにしても意味はないので線路からやや離れたところに立ってACCUM代走を狙う。
日中、特に朝ラッシュが過ぎた後は本数が少ないのでこの代走はありがたいものである。
正午過ぎにやってくる宇都宮行はこの時期らしい柔らかい光線を浴びてやって来た。
面が若干弱いが先頭形状の具合がよく分かるこのくらいがちょうどよく見える。

似た写真が多くなってしまうことはわかっていても、最後にもう一回くらい行ける機会はないかと思う。

[PR]

by wakashiosai | 2017-01-21 20:30 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)

逃せない大きな魚

いつも追いかけているのは時限付きの被写体ばかり。
「そりゃいつか」って言われるかもしれないが実態は「もうすぐ消える」ものばかり。
「ここだけはじっくり」と思っても結局行ける時には引退宣告されていることばかり。
ゆとりを持とうと思っても、そううまく行かないことの繰り返しである。

だからと言って、旬の列車を追ってあっちへこっちへを繰り返すことはおそらくもう変わらないだろう。

ならばせめて与えられた機会だけは毎回真剣に向き合いたいものである。
失敗の要因は数あれど自分が原因となることだけは避けたいものだ。
b0329148_21213896.jpg
2016/12/18 水郡線 工1890 常陸青柳~常陸津田

今年も12月に水郡線を訪れた。〆は最近話題となっている常陸津田の築堤へ。
この日はホキ6両ということもあり編成全体を取り入れる構図で狙った。

姿を現したDE10が牽く列車は水戸へのラストスパート、エンジン音を轟かせて目の前で加速していった。
この手の列車は毎日運転されるわけではないし、近い場所を走っているわけでもない。
この日は数少ないチャンスをうまく活用できただろうか。
「             」
いつしかこれの分かる日が来るだろう。

青く見える隣の芝を羨むだけではなく足元の芝を青くできるように、悔いを残すことのないように。
間もなくやってくる新しい年も、未だ醒めぬ夢を追って全力加速フルノッチ。

[PR]

by wakashiosai | 2016-12-31 19:00 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)

青天井

DD51プッシュプルの訓練列車が走るとお誘いを受けて向かった先は八高線。
この日は強い冬型が入ったのか関東平野は冬らしい晴れ。最高の青空に恵まれた。

昼前の往路は丹荘附近の直線で手堅くおさえた。
復路も同じような撮り方ではつまらないと思い寄居の荒川へ。
山を降り切ったばかりの川はいつも見る下流の雰囲気とはまた違う顔を見せてくれる。

立ち位置の自由度が高く少し悩んだが青空を大きく取り入れられる場所へ。
b0329148_15392135.jpg
2016/12/15 八高線 試9221 折原~寄居

後ろがトラスに隠されてしまうとはいえ編成全体を入れようと思いこの構図を選んだ。
プッシュプルだしなおさら後ろまで切り取ることは必要なかったとも思う。
結局出来上がったものは平凡そのもの、或いはそれ以下かもしれない。

いつか前人未踏の領域へ。
心の奥底にそういう夢を掲げても実現するのは先のことだろう。
次への一歩はまず、基本へ忠実になるところから。

明日の自分が今日よりも高いところにいると祈って。
果てはあの澄んだ青に手を届かせるんだという気持ちの下に。

[PR]

by wakashiosai | 2016-12-21 20:30 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)

激パ現場

3日土曜日、EF81 81が12系を牽引する団体臨時列車が東北線を駆け抜けた。
客車列車自体が珍しいものとなってしまった今、注目度は当然高い。

今回は2年近く前にカシオペアを撮った蒲須坂の撮影地へ再訪した。
深夜1時半ごろに着くも既に三脚も車も多く置かれていた。
夜中も、夜が明けてからも人は増え続けていったようだ。

暖かくなってきた2時間ほど前から構え始めた。談笑を交わしつつ本番が行くのを待つ。
立て続けに走る普通列車2本をやり過ごした後に本番がやってくる。
誰かが流してくれていた接近無線の受信が切られる。辺りは静寂に包まれた。
b0329148_07595291.jpg
2016/12/3 東北本線 9110 蒲須坂~片岡

列車が通過する瞬間。シャッター音が重なる。
雲による敗北を知らない冬晴れに恵まれたこの日、静かながら歓喜の波に包まれた。

独り静かに何かを待つのも悪くはないが、大勢の中で一つの対象を狙うというのも悪くない。
おそらく結果が全てなのだろう。この状況ならば晴天だけで最高になれるのだ。

[PR]

by wakashiosai | 2016-12-07 20:30 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)

迫りくる瞬間

関東地方の週末が綺麗に晴れたのは実に6週間ぶりであったらしい。
長らく続いた曇天ばかりの時期はようやく脱したのだろうか。

せっかくの晴天なので手頃に撮れる貨物列車でも撮ろうと思いこの日は久しぶりに下総中山へ。
遠くから目玉の片方だけが目立つ機関車が見えてきた。
迫りくる新更新色の先頭にピントが合って来る。
1つ目のパンタグラフが抜けようとしたその瞬間にシャッターを切った。
b0329148_20195263.jpg
2016/10/15 1094 総武本線 下総中山
今日も中パンは綺麗に決まらない。
これでも及第点になるかもしれないが、成功を知っていると妥協できないものである。

[PR]

by wakashiosai | 2016-10-19 19:30 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)

深緑の棚下より

戦国時代に築かれたという砦の先端に立つとまるでミニチュアのような里山の風景が広がっていた。
この日もまだ残暑が厳しいころだったが朝の日陰は心地よいものだった。

関東と越後の境界である谷川岳を目指して渋川から水上までの約40 kmでおよそ300 mの山登りをする上越線。
利根川沿いの谷にウネウネと蛇行した線路が敷かれている。
b0329148_16483071.jpg
2016/8/23 上越線 津久田~岩本 726M
朝の上り列車は夏休みも関係なく6両編成。
急勾配や降雪に備えた装備を持って登場した115系。
導入以来40年近くが経とうとする古参ランナーだ。

国境の北側は新型E129系に置き換わってしまったという。
南側も211系への置き換えが発表された。
この地もまもなく俯瞰からあまり目立たないステンレス車の楽園になるだろう。

オレンジ色の鋼製車体は最期の輝きを見せている。

[PR]

by wakashiosai | 2016-09-14 19:00 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)

三文の徳

3月の改正から再び鹿島貨物の牽引をしているEF64。

いつの間にかすっかり数を減らしてしまった原色機が入るというので、14日は北浦へ向かった。
b0329148_20250390.jpg
五月晴れの青空の下、コンテナ車を何両も連ねた列車が北浦の長い橋を渡ってゆく。

あまり期待できる予報では無かったがこの日は早朝から晴れ渡った。
早起きしてよかったと思える瞬間がそこにある。

[PR]

by wakashiosai | 2016-05-23 20:30 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)

帰ってくる日常

世間では2日休めば10連休とうたわれたゴールデンウィーク。
まずまずの天候で多くの観光地がきっと賑わったことだろう。

楽しいはずの連休だった。
しかし、前半は季節外れの風邪に倒れ、後半は天気が微妙そうだと尻込みしてるうちに終わりを迎えてしまった。

予定していたことはできなかったが、せめて何か撮ろうとモノサクへ。
b0329148_19510421.jpg
日没直後。
こどもの日に限り1日だけ運転されたお座敷列車が都心へ向けて走り去る。

夢のひとときもまもなく終わり。
夜が明ければいつも通りの毎日が帰ってくる。

[PR]

by wakashiosai | 2016-05-08 19:30 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)

面影

かつて全国津々浦浦、急行用気動車として当たり前のようにみることができたキハ58系。

いまや一般車はJRから消滅。
ジョイフルトレインの「Kenji」を残すのみとなった。

最後の生き残りは国鉄末期に改造され新潟地区で「アルカディア」として3両編成でJR化後に運用を開始。
その後、88年に車両火災のため1両を焼失、休車扱いとなってしまう。

92年に三陸方面での波動輸送用として1両を新たに改造した。
今度は、「Kenji」として運用を開始して今に至る。

 ・

盛岡支社に所属する車両であるが、今回は水郡線の臨時列車として使用された。

遠い岩手ではなく、茨城県で撮れるならばと水郡線は常陸大宮へ。
常陸大子から水戸へ向かう朝の回送を狙った。
b0329148_20312709.jpg
展望室がある先頭車両は大きなフロントガラス。
青く塗られた車体に金帯のアクセント。
側面には岩手県のゆるキャラ「わんこきょうだい」が描かれる。

製造からは50年ほど経つという老体。
その姿に、昔の面影は無くなってしまったように見える。

[PR]

by wakashiosai | 2016-04-17 20:30 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)

はるのいろ

開花宣言のあともしばらく冷える日が続いた関東。
4月に入り入学式のシーズンになって桜が満開となった。

どこでも花を見ることはできるが、今回選んだのは両毛線。
115系の先行きが怪しい中なんとか滑り込んだという形になった。
b0329148_15325855.jpg
撮影した6日は暖かく穏やかな絶好のお花見日和となった。

辺り一面が美しい春の色に包まれる。

この時ばかりのガラリと変わった非日常的な風景を、いつもの足が走りゆく。

[PR]

by wakashiosai | 2016-04-08 20:00 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)