線路端風景録

カテゴリ:鉄道撮影(私鉄)( 23 )


すぐそこにある非日常

「なにもない」があるところ。
目立った観光地などは少ないし沿線は田んぼや山林ばかり。
確かに「なにもない」ところなのかもしれない。

でも、そんなものは宣伝のための文句でまやかしにすぎないと思うんだ。
b0329148_21270524.jpg
2017/4/16 いすみ鉄道いすみ線 102D  総元~西畑

非日常的な光景が広がる沿線。
こうして春になれば花咲き誇るポイントがあるのだから。

東京から1時間半の非日常空間。
近さゆえにいつでも、何度でも行くことが容易である。
刺激的だったはずの沿線風景がいつもの景色になってしまうのかもしれない。
きっとそれは恐ろしいことなのだ。

[PR]

by wakashiosai | 2017-05-10 21:00 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)

ねがいごと

今にのこるかつての記憶。
b0329148_14455967.jpg
2017/3/20 いすみ鉄道いすみ線 103D 大多喜~小谷松

菜の花がキハを彩る。
奇跡の復活車は今年も一足早い房総の春を走る。

 ・

未熟者なりにじっくりと計画を練った。
手段はなく方法も知らなかったがそこそこ楽しんでいた。
今となればよい思い出の一つである。
しかし欲望とは恐ろしいもので、彼の地をゆく姿をもう一度見たいと思うようになってしまった。
帰らぬ過去に囚われて叶わぬ想いだけが加速する。


[PR]

by wakashiosai | 2017-03-22 20:00 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)

ノーマルモード

天皇誕生日である23日はしばらくぶりにいすみ鉄道沿線へと向かった。

冬の枯れた風景を取り入れてもあまり面白いものは無いので今の時期は編成撮りがメインとなる。
総元~西畑の少し見下ろす様になる直線で1枚撮った後は追っかけて新田野の直線へ。
大多喜と国吉でそれぞれ停車時間があるので2発ならば慌てることなく到着することができる。
b0329148_20470193.jpg
2016/12/23 いすみ鉄道いすみ線 104D 上総東~新田野

祝祭日のキハはヘッドマークを付けずに運行されている。
往時をご存知の昭和の大先輩方からすれば何らかヘッドマークを付けていた方がそれらしさが味わえてよいのかもしれないが、新津や富山に配置されていた晩年の姿を少しだけ見た平成生まれからすれば、普通列車として何も付けない姿で運行されている姿の方がよく似合うように思う。
しかし、製造50年を越しており今ここで走っていることそのものが奇跡のような車両である。
様々な需要に合わせて細かいところの配慮もなされていることに多大なる感謝をするべきなのだろう。

[PR]

by wakashiosai | 2016-12-28 20:30 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)

再出発

特急「あさぎり」号向けにJR東海が保有していた371系。
新宿から御殿場線経由で沼津までを結ぶ列車だったが、今は規模を縮小し御殿場止まりとなっている。
そして車両も小田急側の車両が乗り入れるのみとなってしまった。
2012年の定期運用離脱後もしばらくはJR東海に残されていたが、2015年に富士急行へ譲渡された。

久しぶりに向かった富士急大月線は有名な三つ峠の撮影地へ。
シーズンオフで臨時列車が少ないことや人気だった車両が引退したこともあって人の数は以前ほどではない。
b0329148_21172460.jpg
2016/12/10 富士急行大月線 705 三つ峠~寿

JR東海といえばオレンジの帯を纏うイメージがあるが371系だけは新幹線のような塗り分けだった。
中間に2階建て車両を挟むなど、独特なフォルムながらも見知った配色が特徴的な車両であったことを覚えている。

富士急では開業当初走っていたという電車の色に合わせたさび朱色に塗り替えられて再出発した。
車両側面に文字が入るのは慣れたデザインではないが落ち着いた雰囲気は悪くない。
新天地においても変わらず、かつての僚友と共に富士山麓を目指す。
5年前、御殿場線で富士山バックを狙っていたころは夢にも思わなかったことだ。

[PR]

by wakashiosai | 2016-12-14 20:30 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)

いつか再び光が差すことを願って

毎年台風が多く通過する9月も終盤を迎えた。

台風10号で被災された北海道や岩手などの各地域が一刻も早く復興を遂げることを祈る。


時は遡り11年前。
2005年の台風14号により延岡から高千穂を結ぶ高千穂線が橋梁や路盤の流失など大きな被害を受けた。
県などは費用などの大きさから復旧を断念。同線もじきに廃止されてしまう。

しばらくして被害の無かった高千穂側では”スーパーカート”が鉄路を走るようになった。
高千穂駅から岩戸川に架かる高千穂橋梁までを往復するという。
100 mの高さがあるという橋の上はさぞかし絶景であろう。

天岩戸神社からの帰り道、鉄橋が目に入り車をとめた。
b0329148_21594168.jpg
2016/9/9 (旧)高千穂線 深角~天岩戸

実りを迎える棚田の奥に高千穂橋梁を望む。

いつかは延岡までの復旧を。
錆びついてしまっただろう鉄路が輝きを取り戻す時に思いを馳せて。
この地で再び列車が走る日が来ることを夢見てシャッターを切った。

[PR]

by wakashiosai | 2016-09-28 19:00 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)

緑の絨毯をゆく

菜の花や桜が咲き誇った春から2か月。
田んぼの稲もだいぶ伸びてきた梅雨入り前。
6月は祝日もなく、どこか華やかさには欠ける時期である。

今年の春から本格的に運行を再開した小湊鉄道の里山トロッコ。
開業時に活躍したSLを模したというディーゼル機関車がかわいらしい客車4両を従えてのんびりと走る。

ポーという汽笛が遠くから聞こえ接近を知る。
b0329148_22164831.jpg
姿はSLでもディーゼルであるゆえ煙は期待できないのだろう。

時刻設定の問題なのか、途中から乗ってくるのかは不明だがこの時乗客はほぼなし。
手を振ったら乗務員が振り返してくれたがなんとも寂しいものだった。

[PR]

by wakashiosai | 2016-07-02 18:00 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)

過渡期

暖冬と言われていたとはいえ今年の冬もそれなりに冷え込んだ。
そんな冬が終わりを告げた今日は春分。

いよいよ春本番となり、桜の開花が待ち遠しく思える。

 ・

南中高度も日に日に高くなり、昼の時間が目に見えて長くなっていく時期。
彼岸入りの朝はちょうど北東方面へ線路が延びる、夏の朝に向いた撮影地へ足を運んだ。
b0329148_11150717.jpg
奈良と三重の県境、室生・三本松。
近鉄大阪線は山合いのこの地を通って伊勢湾沿岸へ抜ける。

線路は谷よりも少し高いところにあるため早朝から陽が差してくれた。

カメラをセットして一番最初にやってきた列車は賢島行のビスタカー。
2階建を挟むこの車両も近鉄特急の塗替え対象となっているらしく、早めの記録を心がけたいところだ。

[PR]

by wakashiosai | 2016-03-20 19:00 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)

最新鋭車両

導入が進むいすみ鉄道の新型車両。
新潟トランシス製の軽快気動車ながら、キハ52形のような姿で登場したものがいる。

一番最後に導入された「キハ20 1303」はツートンカラーを纏って房総の地にやって来た。

急行キハを撮っている合間にこれを見かけたので国吉の有名な踏切で待ち構える。
b0329148_11301770.jpg
冬の抜けた青空に二色の車両がよく映える。

まだキハ52が単行で走っていた頃を思い出させる光景に出会えた。

[PR]

by wakashiosai | 2016-03-01 20:30 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)

少しだけ

春休みを前にして、少し忙しい1月。
先のことは考えずに休日は房総へ。

朝早くから出るも、お目当てが来る直前になると雲がやってきて午前中は悲しいことに。
お昼を少し過ぎたころから青空が広がってきた。

いすみ鉄道の急行2号を新田野駅の先にのびるストレートで狙う。
冬の柔らかい光線を浴びる列車を編成撮りで。

手前にあった障害物を交わすために少し離れたところから望遠をかけてみた。
b0329148_20253656.jpg
冬の枯れ野原を特に急がない列車がのんびり走る。

昼間でも凍えるような寒さの中、鮮やかな色に溢れる春が少し待ち遠しく思えた。

[PR]

by wakashiosai | 2016-01-27 20:30 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)

冬の訪れ…?

12月が始まりいっそう増していく寒さ。
線路脇は種を散らすのみの枯れ草だらけになるような季節。

遅い房総の紅葉も見頃が少し過ぎた頃、上総大久保へ向かった。
b0329148_21410712.jpg
山間の小さな駅に停まる列車。
ホームがどこから始まっているのかよく分からなくなってしまうほど生い茂る草。

小春日和というのがふさわしい暖かい日。
気候だけでなく足元の風景も春なのかと錯覚してしまうような日であった。

[PR]

by wakashiosai | 2015-12-23 22:00 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)