線路端風景録

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勝率五割

晴れ予報が並ぶときでも本当に晴れるか晴れないかは運任せ。
天気が目まぐるしく変わるこの国で何日も連続で撮るときはすべてうまくいかないと考えた方が納得できる。
少しでも勝率を上げていくためにうまい付き合いが必要なのだと思う。

今年の夏は1日おきに綺麗に晴れる日と曇る日が繰り返されるような天気が時折続いた気がする。
3日間いた四国。最終日の朝は綺麗に晴れた日であった。
狙うのは牟岐線を上るノーマルなキハ40系の徳島行3両編成。
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影が抜けるか心配であったが車体にかかることはなく一安心。
線路脇に立っている標識が少々邪魔であったが、最高の光線状態で撮影することができた。

当初一番撮りたかったものをおさえることができ気分は上々。

だが3日間では回り切れなかったところも多い。
再訪を誓って大鳴門橋を渡ったのだった。

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by wakashiosai | 2016-08-31 19:00 | 鉄道撮影(西日本・JR) | Comments(0)

夢の超特急 ~ Zero's spirit

夢の超特急。
自動車と飛行機の時代が来ると言われていた頃に新幹線の建設は始まった。
「夢の」というのはまさしく「夢」でしかないと考えられて付けられた蔑称なんだという。

前回の東京五輪に合わせて新幹線は開業した。
東京大阪間を3時間10分で結ぶ「超特急」が走り始めたのだ。

かくして夢は現実のものになった。
現代、国内の長距離輸送手段といえば、飛行機と自動車に加えて新幹線がすぐに思い浮かぶ。

一方で地方のローカル線は今まさに存続の危機を迎えているところが多い。
自家用車の時代となり、様々な面で劣る鉄道は不利になってしまったのだ。

そこに切り込んでいったのが種類豊富な観光列車である。
手段から目的へ。
それ自身が名物となるような個性的な列車が全国津々浦々で走り始めた。

その中でも予土線には3兄弟と呼ばれる列車たちが産まれた。
鉄道ホビートレインと銘打った0系に模したディーゼルカーもその一つ。
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現代に甦った超特急はふるさとの夏をトコトコ走る。

次の東京五輪に向けて、地方路線の新たな「光」になれるだろうか。
1両だけのかつての夢は期待と不安を乗せて四国の果てを駆け巡る。

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by wakashiosai | 2016-08-24 18:30 | 鉄道撮影(西日本・JR) | Comments(0)

それでも「上」を目指す

この日の早朝は曇り模様だったが次第に晴れ渡った。
松山市街を抜けて海沿いの国道を西へ走る。

向かった先は10年ほど前の青春18きっぷのポスターに使われた串駅近くの俯瞰。

紹介されていた場所までの路は難易度の低いものだった。
ところが集落内で分岐の多さに惑わされしばらく到達できない。
俯瞰撮影地を見つける腕はまだまだ足りないようだ。

普通のキハを撮ることはかなわなかったがこれには間に合った。
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茜色と黄金色に塗り替えられたキハ40の改造車、「伊予灘ものがたり」号。
景色を眺めながら食事を楽しめるのがウリの観光列車だという。

事前の接近を知るのは難しいポイントであったが、この鉄橋は今にも止まりそうな速度で通過。
観光名所の下灘駅では数分~10分程度の停車時間がある。
そういうことも含めたサービスなのだろう。
慌てることもなくシャッターを切ることができた。

とはいえやはり夏の空。
空の青さを反射する海の色は今一つというところだった。
やはりこれも秋ごろに訪れるのが一番よいのだろう。

たとえ空の抜けが悪くとも、
美しいものを見るために上を目指す。
この気持ちがやむことはまだしばらく無いだろう。

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by wakashiosai | 2016-08-17 18:00 | 鉄道撮影(西日本・JR) | Comments(2)

新たなる瀬戸の風 ~ RetroFuturism

試験が終わり梅雨が明けて向かった先は四国。

予讃線は海と絡めて撮影できる見立海岸の有名撮影地へ。
海の向こうには多度津の造船街がある。

電化率の低い地域ではあるが岡山・高松~松山間は概ね毎時1本電車特急が走る。
狙うのは新型車8600系。
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予讃線電化時より走る8000系以来およそ20年ぶりの新型車となるらしい。
「しおかぜ」4往復、「いしづち」5往復、7両編成の2本が毎日フルで役目を果たす。

四国といえばほかの旅客鉄道各社とは一風違う意匠の車両や形式名の与え方など独自色が強い。
少なくとも自分は2000系などの写真を見てそう思っていた。

どうやら今回も例に漏れることはないらしい。
新たに登場した8600系はレトロフューチャーがデザインコンセプトだという。
前面の黒い円形は蒸気機関車の力強さを、車体側面のオレンジとグリーンは愛媛の特産品である柑橘類を連想させる。
他方、内装や足回りは最新式の設備が取り入れられ、快適性や安定性に富んだ設計になっているという。

自動車に押され気味な鉄道による四国の都市間輸送。
無くなってしまった乗車欲を復活させる電車がここにある。

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by wakashiosai | 2016-08-10 17:30 | 鉄道撮影(西日本・JR) | Comments(0)