線路端風景録

<   2016年 09月 ( 4 )   > この月の画像一覧


いつか再び光が差すことを願って

毎年台風が多く通過する9月も終盤を迎えた。

台風10号で被災された北海道や岩手などの各地域が一刻も早く復興を遂げることを祈る。


時は遡り11年前。
2005年の台風14号により延岡から高千穂を結ぶ高千穂線が橋梁や路盤の流失など大きな被害を受けた。
県などは費用などの大きさから復旧を断念。同線もじきに廃止されてしまう。

しばらくして被害の無かった高千穂側では”スーパーカート”が鉄路を走るようになった。
高千穂駅から岩戸川に架かる高千穂橋梁までを往復するという。
100 mの高さがあるという橋の上はさぞかし絶景であろう。

天岩戸神社からの帰り道、鉄橋が目に入り車をとめた。
b0329148_21594168.jpg
2016/9/9 (旧)高千穂線 深角~天岩戸

実りを迎える棚田の奥に高千穂橋梁を望む。

いつかは延岡までの復旧を。
錆びついてしまっただろう鉄路が輝きを取り戻す時に思いを馳せて。
この地で再び列車が走る日が来ることを夢見てシャッターを切った。

[PR]

by wakashiosai | 2016-09-28 19:00 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)

あの青空が恋しい

まだ訪れたことのない県を巡ることもかねて向かった先は九州。
飛行機から見えた雲と青空の織り成す天空の世界がなんと美しかったことか。
初めてというわけでもないのに妙に感動してしまった。

しばらくして降り立った先は雲の下であった。

車を走らせて向かった先は大村線。
定期運用では長崎周辺でしか見られないキハ66系が走っている。
1編成が廃車になってしまったものの14編成28両が今も健在だ。

時間が経つにつれ太陽が顔を出すようになった。
とはいえ影ができる程度で、青空と呼ぶのは少々難しいもの。
b0329148_20593079.jpg
2016/9/8 大村線 岩松~諫早 238D
いくら陽が射したといってもフィルターがかけられたような状態で思うような色は出ない。
見返せば見返すほどもう一回行きたいという欲が湧いてくる。

やがて再訪した時の新発見に期待が高まるばかりである。

[PR]

by wakashiosai | 2016-09-21 19:00 | 鉄道撮影(西日本・JR) | Comments(0)

深緑の棚下より

戦国時代に築かれたという砦の先端に立つとまるでミニチュアのような里山の風景が広がっていた。
この日もまだ残暑が厳しいころだったが朝の日陰は心地よいものだった。

関東と越後の境界である谷川岳を目指して渋川から水上までの約40 kmでおよそ300 mの山登りをする上越線。
利根川沿いの谷にウネウネと蛇行した線路が敷かれている。
b0329148_16483071.jpg
2016/8/23 上越線 津久田~岩本 726M
朝の上り列車は夏休みも関係なく6両編成。
急勾配や降雪に備えた装備を持って登場した115系。
導入以来40年近くが経とうとする古参ランナーだ。

国境の北側は新型E129系に置き換わってしまったという。
南側も211系への置き換えが発表された。
この地もまもなく俯瞰からあまり目立たないステンレス車の楽園になるだろう。

オレンジ色の鋼製車体は最期の輝きを見せている。

[PR]

by wakashiosai | 2016-09-14 19:00 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)

5年目の夏

四国からの帰り、琵琶湖畔へ立ち寄った。

1本だけ残った湘南色113系を湖西線で狙う。
b0329148_21352797.jpg
2016/8/8 湖西線 蓬莱~志賀 2845M

湖岸特有なのか風が強い日であった。
この撮影地もそのうち防風柵が取り付けられるという。

各地から姿を消しつつある113系・115系。
しかし、滋賀には懐かしくもやかましいモータ音が今日も健在である。

工夫を凝らした撮影が出来なかった房総の113系が消えてからもう5年。
この5年でかつて憧れたものに近づいてこれたのだろうか。
そして、次なる夢のためには何をすればよいのか。
何れも口で言うだけなら簡単なのだ。

 ・

2016年9月更新分より撮影日・路線名・区間・(可能な限り)列車番号を併記するように変更します。

[PR]

by wakashiosai | 2016-09-07 19:00 | 鉄道撮影(西日本・JR) | Comments(0)