線路端風景録

ノーマルモード

天皇誕生日である23日はしばらくぶりにいすみ鉄道沿線へと向かった。

冬の枯れた風景を取り入れてもあまり面白いものは無いので今の時期は編成撮りがメインとなる。
総元~西畑の少し見下ろす様になる直線で1枚撮った後は追っかけて新田野の直線へ。
大多喜と国吉でそれぞれ停車時間があるので2発ならば慌てることなく到着することができる。
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2016/12/23 いすみ鉄道いすみ線 104D 上総東~新田野

祝祭日のキハはヘッドマークを付けずに運行されている。
往時をご存知の昭和の大先輩方からすれば何らかヘッドマークを付けていた方がそれらしさが味わえてよいのかもしれないが、新津や富山に配置されていた晩年の姿を少しだけ見た平成生まれからすれば、普通列車として何も付けない姿で運行されている姿の方がよく似合うように思う。
しかし、製造50年を越しており今ここで走っていることそのものが奇跡のような車両である。
様々な需要に合わせて細かいところの配慮もなされていることに多大なる感謝をするべきなのだろう。

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# by wakashiosai | 2016-12-28 20:30 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)

青天井

DD51プッシュプルの訓練列車が走るとお誘いを受けて向かった先は八高線。
この日は強い冬型が入ったのか関東平野は冬らしい晴れ。最高の青空に恵まれた。

昼前の往路は丹荘附近の直線で手堅くおさえた。
復路も同じような撮り方ではつまらないと思い寄居の荒川へ。
山を降り切ったばかりの川はいつも見る下流の雰囲気とはまた違う顔を見せてくれる。

立ち位置の自由度が高く少し悩んだが青空を大きく取り入れられる場所へ。
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2016/12/15 八高線 試9221 折原~寄居

後ろがトラスに隠されてしまうとはいえ編成全体を入れようと思いこの構図を選んだ。
プッシュプルだしなおさら後ろまで切り取ることは必要なかったとも思う。
結局出来上がったものは平凡そのもの、或いはそれ以下かもしれない。

いつか前人未踏の領域へ。
心の奥底にそういう夢を掲げても実現するのは先のことだろう。
次への一歩はまず、基本へ忠実になるところから。

明日の自分が今日よりも高いところにいると祈って。
果てはあの澄んだ青に手を届かせるんだという気持ちの下に。

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# by wakashiosai | 2016-12-21 20:30 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)

再出発

特急「あさぎり」号向けにJR東海が保有していた371系。
新宿から御殿場線経由で沼津までを結ぶ列車だったが、今は規模を縮小し御殿場止まりとなっている。
そして車両も小田急側の車両が乗り入れるのみとなってしまった。
2012年の定期運用離脱後もしばらくはJR東海に残されていたが、2015年に富士急行へ譲渡された。

久しぶりに向かった富士急大月線は有名な三つ峠の撮影地へ。
シーズンオフで臨時列車が少ないことや人気だった車両が引退したこともあって人の数は以前ほどではない。
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2016/12/10 富士急行大月線 705 三つ峠~寿

JR東海といえばオレンジの帯を纏うイメージがあるが371系だけは新幹線のような塗り分けだった。
中間に2階建て車両を挟むなど、独特なフォルムながらも見知った配色が特徴的な車両であったことを覚えている。

富士急では開業当初走っていたという電車の色に合わせたさび朱色に塗り替えられて再出発した。
車両側面に文字が入るのは慣れたデザインではないが落ち着いた雰囲気は悪くない。
新天地においても変わらず、かつての僚友と共に富士山麓を目指す。
5年前、御殿場線で富士山バックを狙っていたころは夢にも思わなかったことだ。

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# by wakashiosai | 2016-12-14 20:30 | 鉄道撮影(私鉄) | Comments(0)

激パ現場

3日土曜日、EF81 81が12系を牽引する団体臨時列車が東北線を駆け抜けた。
客車列車自体が珍しいものとなってしまった今、注目度は当然高い。

今回は2年近く前にカシオペアを撮った蒲須坂の撮影地へ再訪した。
深夜1時半ごろに着くも既に三脚も車も多く置かれていた。
夜中も、夜が明けてからも人は増え続けていったようだ。

暖かくなってきた2時間ほど前から構え始めた。談笑を交わしつつ本番が行くのを待つ。
立て続けに走る普通列車2本をやり過ごした後に本番がやってくる。
誰かが流してくれていた接近無線の受信が切られる。辺りは静寂に包まれた。
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2016/12/3 東北本線 9110 蒲須坂~片岡

列車が通過する瞬間。シャッター音が重なる。
雲による敗北を知らない冬晴れに恵まれたこの日、静かながら歓喜の波に包まれた。

独り静かに何かを待つのも悪くはないが、大勢の中で一つの対象を狙うというのも悪くない。
おそらく結果が全てなのだろう。この状況ならば晴天だけで最高になれるのだ。

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# by wakashiosai | 2016-12-07 20:30 | 鉄道撮影(関東・JR) | Comments(0)

迫りくる夕闇

向かった先は眼下に大志の集落を見る尻吹峠の俯瞰。
既に多くの三脚が立ち並んでいた。

雄大な川のほとりを山に挟まれるようにして走る只見線。
冬至が近づくこの時期、下界の日の入りは本当に早くなる。
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2016/11/13 只見線 427D 会津中川~会津川口

影が川を渡り終えた。そして、列車は豆粒のようにしか写らなかった。
作戦も構図も失敗が連続した1日になってしまった。
極端に本数が少ない路線で1つミスをするというのは致命的である。
ましてやそれが1つで済まなかったらなおさらだ。
こういう日もある、と割り切って次を目指せればそれがよい。

しかし、また出かけた翌週も晴れ予報のはずが昼過ぎまで全く晴れないという結果になってしまった。
美しいはずの紅葉がどう見ても曇っているのだ。声にならないような、そんな気分で帰路についたのであった。

何が欲しかったのか忘れてしまった時。或いは、かつて描いた夢を見失いかけた時。
もう一度、求めていた物は何だったのか思い起こしてみるのがよいかもしれない。
ここで終わらせてはいけない。
そう強く想って、新たなる夢へまた一歩。

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# by wakashiosai | 2016-11-30 21:00 | 鉄道撮影(信越・東北・北海道・JR) | Comments(0)