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線路端風景録

深緑の棚下より

戦国時代に築かれたという砦の先端に立つとまるでミニチュアのような里山の風景が広がっていた。
この日もまだ残暑が厳しいころだったが朝の日陰は心地よいものだった。

関東と越後の境界である谷川岳を目指して渋川から水上までの約40 kmでおよそ300 mの山登りをする上越線。
利根川沿いの谷にウネウネと蛇行した線路が敷かれている。
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2016/8/23 上越線 津久田~岩本 726M
朝の上り列車は夏休みも関係なく6両編成。
急勾配や降雪に備えた装備を持って登場した115系。
導入以来40年近くが経とうとする古参ランナーだ。

国境の北側は新型E129系に置き換わってしまったという。
南側も211系への置き換えが発表された。
この地もまもなく俯瞰からあまり目立たないステンレス車の楽園になるだろう。

オレンジ色の鋼製車体は最期の輝きを見せている。


by wakashiosai | 2016-09-14 19:00 | 鉄道撮影(関東・JR)
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