線路端風景録 | |||||||
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只見線は9時前に会津川口駅を出発する426Dが行ってしまうと、概ね3時間ほどの空白ができてしまう。 いつもはなんだかんだでうまく暇を潰していたのだが、この日はどうも合間にやりたいことが無かった。 第一橋梁の下で水鏡のキハをゲットした後は結構悩んだ末、SLを撮ることに決めた。 国道49号と磐越西線が離れるため、あまり訪れることのなかった豊実方面へ。 煙が期待できるという面縦ポイントに向かった。 真上から痛みを感じるような陽射しが降り注ぐ。 どのくらいの画角を取っておけばよいのかは正直よく分からなかった。 列車本数がかなり少ない区間であるからか、線路は夏の草に占拠されている。 漆黒の機関車は草など気にせず、その車体の高さを超えるほどの煙を上げて走ってきた。 煙はおそらく悪いことはないのだろうが、車体横の標識を排除できなかったのが悔やまれる。 この後は杉峠を越えて再び只見線へ。 結果としてSLを撮りにこちらへ来たことは失敗であったのだが、それは終わったからこそ言えることだ。
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by wakashiosai
| 2017-07-20 20:00
| 鉄道撮影(信越・東北・北海道・JR)
何度か訪れた只見線であるが、陽の長い時期に撮っておきたいものがあった。 もう3週間ほど前となる、6月11日は梅雨入り前のラストチャンスと踏んで急遽会津へ。 朝は川霧が狙えるかと思っていたが、仮眠から起きることが出来ず朝は遅めのスタートになった。 流れてくる雲に背景を暗くされたり、撮影地を誤認して辿りつけないなどあり日中の戦果はほぼなし。 水鏡を狙える会津盆地を見下ろす俯瞰にも立ち寄ったが雲にやられてしまった。 そうして下界に降りた17時過ぎ。 まだ雲は西の低空に残っていた。 ブナりんラッピング車が通るときは影の中。 今日の最後に期待する18時前。 西の空から希望の陽射しが降り注ぐ。 もう雲は来ないと確信できた通過の少し前。 設定の最終確認をする。遠くから車体が見えてきた。 そして迎えた18時10分。 空の抜けもよく、夕方の斜陽を目いっぱいに浴びたキハ40の4両編成が通過していく。 なかなか上がらなかった戦果もこれ1枚で覆ったような気さえする。 最初から撮りたかったものは無事に撮ることができた。 勝利の余韻に浸りながらウキウキの帰宅。
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by wakashiosai
| 2017-07-04 20:00
| 鉄道撮影(信越・東北・北海道・JR)
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